Thursday, October 11, 2007

旭川医大の初期研修医、地方勤務条件に給与20万円上乗せ

 旭川医科大学(旭川市)は11日、来年度から同大を卒業した直後の若手医師に対し、給与に上乗せする形で研修資金を支給すると発表した。同大の病院に勤務する卒後1―2年の初期研修医が対象で、支給期間と同じ年数だけ地方の医療機関で働くことが条件。在宅ビジネス掲示板 地方への医師派遣を強化するとともに、待遇改善で卒業生の民間病院への流出を防ぐ狙いもある。

 研修資金は年20人に月額20万円ずつ支払う。同大の初期研修医の給与は月30万円程度で、都市部の民間病院にはこれを上回る給与を支給する例も多い。

 資金の原資は道内企業1社が1億円を拠出。研修資金は2年間で1億円近くかかるが、同社は3年目以降も資金協力を続けていく考えだ。

 今春同大を卒業しそのまま初期研修医として残った医師は10人で、卒業生の1割程度。かつては55―60人が残ったが、2004年に始まった臨床研修制度で民間病院への流出が増えた。

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